韓国の英雄が対立!? アン・ジョンファンら解説者3人にホン・ミョンボが苦言呈し波紋

ホン・ミョンボ氏と彼らは、2002年日韓W杯をともに戦ったメンバーでもある【写真:Getty Images】
ホン・ミョンボ氏と彼らは、2002年日韓W杯をともに戦ったメンバーでもある【写真:Getty Images】

「コーチ、監督を経験すればさらにいい解説ができる」と皮肉も

 さらにホン・ミョンボ氏は、「3人は、韓国サッカーで恩恵を受けた人たちだ。 韓国サッカーが直面する困難を経験してみるといいだろう。必ず現場を経験した方がいい。コーチ、監督などの経験を経たあとに解説者として活動すれば、さらにいい解説ができると思う」と語ったという。

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 スポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は、「ホン・ミョンボ氏の発言は、各方面から非難を浴びている。ただ、少なくとも韓国サッカーのために努力した点は明らかだ。それを忘れてはいけない。誰かがしなければならない言葉をホン・ミョンボ氏が発言した」と締めくくっている。

 2014年ブラジルW杯で指揮官を任され、惨敗を喫した後は協会での仕事に力を注ぐホン・ミョンボ氏。影響力のある人物の発言が、今後の韓国サッカー界にどのような余波をもたらすのか注目だ。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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