日本人三人目のW杯2発、乾貴士のターニングポイント――宇佐美から定位置を奪った日
西野監督が明かした“乾サブ”構想 「途中からアクセントという見方をしていた」
28日の第3戦ポーランド戦の前日会見で西野監督は「正直、想像・予想以上のパフォーマンスを出していると思う。彼は非常にアクセントがあり、他の選手が持っていないドリブルで数的優位を作るなどアクセントをもたらす。スタートでどうか、ずっと怪我をしていたので、途中からアクセントという見方をしていた」とコメント。当初の“乾サブ”構想を明かしている。さらに決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では、世界的守護神ティボー・クルトワ(チェルシー)の牙城を崩し、驚愕の無回転ミドルを叩き込んだ。
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ポーランド戦は途中出場となったが、残る3試合は先発出場。全4試合でチームが叩き出した6ゴール中、半分に絡む2ゴール1アシストと出色のパフォーマンスだった。西野監督は乾のターニングポイントを振り返る。
「パラグアイ戦でああいう時間プレーできて、本来持っているチャンスメークやアクセントだけでなく、決定的な得点をアシストという形で表現した。あのゲームからスタート、ディフェンスでも貢献できると」
W杯初戦の7日前に行なわれたパラグアイ戦の出来が決定打だった。2ゴールに加え、守備でもチームに貢献し、西野監督もその働きを評価。指揮官の中で宇佐美との序列が入れ替わった。乾もそれを実感している。