アルゼンチンの英雄マラドーナ、代表監督復帰を提案 「もちろん無料で引き受ける」
母国のW杯ベスト16敗退に隠せぬショック「非常に辛い」
アルゼンチン代表は現地時間6月30日にロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、フランスとの壮絶な打ち合いの末に3-4で敗れた。アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、ベスト16敗退に心を痛めるとともに、自身を「無料」で代表監督に任命させることを提案したようだ。
今大会のアルゼンチンは初戦から苦しんだ。初出場のアイスランド相手に1-1の引き分けに終わると、第2戦のクロアチア戦では0-3で完敗。グループリーグ最終戦でナイジェリアを2-1で破って決勝トーナメントに進出したが、決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れてベスト16で姿を消した。
中南米テレビ局「Telesur」の番組に出演したマラドーナ氏は、代表に帰ってくるかどうかを尋ねられた際、「もちろん、私は無料で引き受ける」とコメント。さらに「それと引き換えに何かを求めることはないだろう」と続けた。
また、マラドーナ氏は今大会のアルゼンチンに対する考えを明かしている。
「神が私にピッチに戻ってサッカーをする力を与えてくれることを願っている。57歳の今、私は代表チームを見たが、彼らは私がこのトーナメントで最も良いとは思っていないチームに敗れてしまった。たくさんの努力によって構築されてきたもの全てが、非常に簡単に破壊されてしまったと考えるのは非常に辛いよ」
アルゼンチンサッカー協会はホルヘ・サンパオリ監督と契約更新しない見込み。今マラドーナ氏に後任監督を頼めば、彼は戻ることになるだろうと報じられている。果たして、マラドーナ氏は2010年以来となるアルゼンチン代表監督の座に就くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1