不動の主将・長谷部を超えるような選手を― 西野監督が説く新リーダー出現の必要性
長谷部の代表引退に伴い、後継者の発掘が一つのテーマに
日本代表は5日にロシア・ワールドカップ(W杯)から帰国。西野朗監督は記者会見で、今後の代表チームがさらなる躍進を遂げるうえで必要な要素に、リーダーシップのある選手が出てくることを挙げた。
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帰国会見の登壇者には、日本代表からの引退を表明した主将の長谷部誠もいた。西野監督はロシアW杯中に長谷部が果たした役割を称えつつ、後継者の発掘が不可欠だと主張した。
「4年かけてきた長谷部たち選手のアプローチに、自分は最後の46日間だけ。全てを振り返ることはできない。現場の選手たちの思いは想像以上に強く、そのリーダーとして長谷部がいた。そういうリーダーに導かれたチームの力も計り知れない。次のリーダーが誰になるのか。本当に大変なポジションだと思うし、長谷部を超えるようなリーダーシップを持つような選手が立たないといけないとも感じる。チームはそういうリーダーに支えられ、たくさんのスタッフに支えられてできている」
長谷部は岡田武史監督の指揮下にあった2010年南アフリカW杯の大会直前に主将に就任。その後、アルベルト・ザッケローニ監督と14年ブラジル大会、ハビエル・アギーレ監督、バヒド・ハリルホジッチ監督、そして西野監督と戦ってきたが、全てのチームで主将の地位は不動だった。ハリルホジッチ前監督も「欠かすことのできない我々のキャプテン」と話したことがある。
その長谷部が日本代表から引退することが決まり、次のリーダーには大きな重圧がかかることになる。しかし、自身も7月末を持って退任する西野監督は、長谷部を超えるリーダーの出現が代表チームには必要不可欠だと断言していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)