「8年周期ではダメ」 西野監督、2022年カタールW杯での16強進出の必要性を主張
監督在任46日で迎えた帰国会見で選手に感謝「素晴らしいサッカーを披露してくれた」
日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト16の結果を残し、5日に帰国。記者会見に臨んだ西野朗監督は、バヒド・ハリルホジッチ前政権時代の「財産」を改めて評価したうえで、「8年周期ではダメ」と2022年カタール大会の決勝トーナメント進出を日本サッカーの目標として掲げた。
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「5月21日から最終の調整に入り、監督として今日で46日。私にとっては46日という活動だったが、選手たちはブラジル大会から4年、いろいろな思いを持ってロシアへ。日本サッカー界のために成長したいという思いで入っていくなかで、私は46日間という活動なので、その思いは全く違った。選手たちは非常に強い気持ちでロシアへの意識があった。私も最終的にはなんとかロシアでという思いだったが、選手たちの強い思いには到底勝てなかった」
在任46日目の総括会見。ハリルホジッチ前監督からバトンを引き継いだ西野監督は、選手の今大会に懸ける執念と、自身の思いに圧倒的な差があったと振り返った。そして、改めて前任者への仕事が今大会のベースになったと分析している。
「前監督の財産に、本大会で自分たちでできることを探りながら、本当に素晴らしいサッカーを披露してくれた。結果は一つしか勝てませんでしたが、W杯での1ポイント、1ゴール、1プレーが本当に厳しいというのも、私も初めての経験で、グループを突破すること、ノックアウトで勝ち上がることに厳しさを知らされた。そういう感覚を持ち合わせていなかったこともあるが、選手たちは逞しく戦ってくれた。それに携わってくれたスタッフには感謝したい。現場はもちろん、それぞれの環境でベストを作ってくれたたくさんのスタッフに感謝したいと思うし、日本で国民の皆さんが後押ししてくれた力も感じながら戦うことができた」