「任期を全うした」 西野監督の7月末での退任決定、田嶋会長も言及「慰留はしなかった」
7月末の契約満了を持って日本代表監督の座を退く意向を示す
ロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト16に入った日本代表が5日に帰国。バヒド・ハリルホジッチ前監督の後を継いだ西野朗監督は記者会見で「任期を全うしたという気持ち」と説明。7月末での契約満了をもって退任する意向を明らかにした。
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千葉県内で行われたロシアW杯の帰国会見で、在任46日目を迎えた西野監督は今後についての質問に口を開いた。
「契約が今月の末日までですので、この任を受けた瞬間からW杯終了までという気持ちだけやってこさせてもらった。今は、途中でこういう形になりましたが、任期を全うしたという気持ちでおります」
国際的な前評判が低いなか、2010年南アフリカ大会以来となる3度目のグループリーグ突破を果たし、決勝トーナメント1回戦ではFIFAランク3位のベルギー相手に一時は2点もリードする展開まで導いた。
田嶋幸三会長によれば、敗退決定後、西野監督とは話し合いの場が持たれたという。そのなかで、田嶋会長は西野監督の意志を尊重する決断をしたという。
「7月末に任期が満了する。西野さんとは40年以上に付き合い。西野さんにお願いする時、結果がどうであれ、この大会で終わると約束した。その約束は、僕が守りたい。そのところで慰留することはしませんでした。7月末でもって、日本代表監督を終了することになる。違った形で日本サッカーに貢献し、サポートしてもらえれば」
西野監督は7月末で日本代表の監督の座を退く――。田嶋会長もその事実を認めた。2022年のカタールW杯に向けては、新監督の下で新たなスタートを切ることが決まった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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