西野ジャパンのW杯を英紙記者が総括 今大会MVPと「別格」の存在感を放った選手は?

乾を絶賛「プレミアリーグでも十分に活躍できるような選手」
グループリーグ初戦コロンビア戦(2-1)では左足の強烈なシュートで相手MFカルロス・サンチェスのハンドを誘い、冷静に先制PKを決めた。また、大会を通じてセレッソ大阪時代の同僚であるMF乾貴士と好連係を築いて2アシストも記録。ベルギー戦ではトリッキーなヒールパスやロングボールでゲームを組み立てた。プレッシングなどの守備面でもリーダーシップを見せ、日本では「別格」の印象を与えることに成功した。
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イングランドでは2012年にドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、ユナイテッド最後のリーグ優勝に貢献したことでも知られる香川。伝説の名将アレックス・ファーガソン退任後は戦術面でフィットせずにドルトムントに復帰したが、ユナイテッドファンも改めて移籍を後悔するほどの輝きだったようだ。
一方、西野ジャパンのMVPは二つのゴラッソを決めた左サイドの仕掛け人だという。
「個人的には、イヌイが今大会における日本のMVPだと思う。ハラグチもカガワも良かったが、イヌイは大会を通じて素晴らしかった。彼のことは大会前にあまり詳しく知らなかったが、プレミアリーグでも十分に活躍できるような選手だと思うよ」
乾はグループリーグ第2戦のセネガル戦(2-2)と決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)で圧巻のゴールを決めた。エイバルでは昨季リーグ最終戦でバルセロナ相手に鮮烈な2ゴールを決め、ロシアW杯でも2得点1アシストの大活躍で、一気にその名を知らしめた。フィジカルのエリートたちが揃うプレミアリーグでも活躍できるとノースクロフト記者が太鼓判を押している。