西野ジャパンのW杯を英紙記者が総括 今大会MVPと「別格」の存在感を放った選手は?

ノースクロフト記者は真っ先に香川の名を挙げた【写真:Getty Images】
ノースクロフト記者は真っ先に香川の名を挙げた【写真:Getty Images】

マルティネス監督の元番記者が現地取材 「カガワはマンUファンを後悔させる活躍」

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギー代表に敗れ、ベスト16敗退となった。初のベスト8進出は叶わなかったものの、FIFAランク3位の強豪相手に一時2点のリードを奪い、最後まで食らいつく奮闘ぶりは多くの称賛を浴びた。そんな西野ジャパンで、世界的な評価を高めたのは一体誰か。ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督の番記者を長年務めた、英紙「サンデー・タイムズ」のサッカー担当キャップ、ジョナサン・ノースクロフト記者に訊いた。

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 戦前の下馬評は決して高くなかったなか、日本の選手たちはロシアの地で大いに躍動した。とりわけ、世界的名門クラブのサポーターが改めて惜しむような輝きを放った男がいたという。

「カガワは非常に良かった。オオサコの後ろでプレーしていた三人は全員良かったが、カガワは別格だったと思う。今大会、相手の急所を突くパスだけではなく、前線でリーダーシップも発揮していた。マンチェスター・ユナイテッドのファンを後悔させるようなパフォーマンスを見せていた」

 ノースクロフト記者が真っ先に挙げたのはMF香川真司だった。今季は足首の故障で長期離脱し、日本代表からも半年間遠ざかった時期があったが、トップ下でのプレーは背番号10に相応しいものだったと評価する。

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