柴崎岳は遠藤保仁を超えられるか 日本の新司令塔が自ら語る…足りない「3大要素」

「国のプライド」を重視…「胸を張って帰れるような戦い方ができた」

「プロなので結果を出さないといけない。国の代表ですしね。内容もファン・サポーターの皆さんを楽しませたりするためにもちろん必要。それと同じぐらい必要な、国としてのプライド、誇りのようなものをピッチで示せるかどうかがすごく大事」

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 2017年1月、スペイン2部テネリフェへの移籍を決断。当初は適応に苦しんだが、昇格プレーオフではゴールやアシストで存在感を放った。同年夏には1部ヘタフェで10番を背負い、バルセロナ戦で450分間を無失点で凌いでいたドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの記録を止める豪快な一撃を叩き込んでいる。この試合で負傷交代し、左足中足骨の亀裂骨折で手術を受けて約3カ月離脱したものの、リーグ戦22試合に出場するなどスペインで研鑽を積んだ。

 そうした経験を経て迎えたロシアW杯だった。2ボランチの一角を担い、MF長谷部誠とコンビを組み、6月19日のグループリーグ初戦コロンビア戦(2-1)で金星に貢献。そこからベルギー戦まで全4試合に先発出場を果たすなど、西野朗監督が最も信頼を寄せる一人としてプレーし続けた。ベルギー戦でも絶妙なスルーパスを通し、MF原口元気の先制ゴールを演出している。

「2010年(W杯)の時は高校3年生で、2014年(W杯)の時はもうプロに入っていた。今回の戦いは最低限、日本の戦い方ができたのかなと。胸を張って帰れるような戦い方ができたと思う」

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