「様々な意見あるが…」 柴崎岳が説く日本代表強化論――“タフに戦える選手”が不可欠
ロシアW杯で全4試合に先発、今後についても「日本チームに貢献したい」と公言
日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーと激突し、2点を先行するも追いつかれ、後半アディショナルタイムに痛恨の逆転ゴールを許して2-3で敗れた。16強敗退で大会を後にした日本だが、W杯でさらなる高みを目指すためには何が必要なのか。ベルギー戦の翌日、MF柴崎岳は「様々な意見があると思うんですが……」と切り出し、日本強化論を展開した。
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西野朗監督率いる日本の中心的存在の一人が全4試合(1アシスト)に先発出場した柴崎だ。6月19日のW杯グループリーグ初戦コロンビア戦(2-1)で先発出場を飾ると、南米の強国相手から金星を挙げた。同24日の第2戦セネガル戦(2-2)では正確なパスからMF乾貴士のゴールを演出し、ベルギー戦でも絶妙なスルーパスからMF原口元気の一撃をアシストしている。
パスを散らして攻撃のリズムを作り出した一方、守備でも素早いプレスと鋭い出足でこぼれ球を回収するなど貢献。MF長谷部誠と中盤で2ボランチを組み、チーム全体を落ち着かせる働きを見せた。今大会の日本で最も評価を高めた一人と言っても過言ではない。
今後の日本代表でも主軸を担いそうな柴崎だが、「誰が監督になるか。どういう方針を協会が打ち出すか。どういうチーム体制でやっていくのか。不確定なものが多くあるので、現段階で自分はこの立ち位置でという話は明確にできない」と明言を避けている。もっとも「日本というチームに対して貢献したいという気持ちは変わらない」と補足した。
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