米メディアが女子W杯決勝の注目選手を紹介 なでしこからは宮間、熊谷、有吉

宮間VSクリーガー

 なでしこジャパンは、5日(日本時間6日)に女子ワールドカップカナダ大会決勝でアメリカと対戦する。その一戦を前に、米国メディア「ESPN」は、「日本の卓越した技術」対「アメリカのパワー」の激突と特集を組み、それぞれのサッカーで鍵を握る注目選手を3人ずつ紹介している。
 なでしこの注目の一人目は、主将の宮間あや。「宮間は22回の決定機を創出し、大会全体のトップとなっている。2番目に高い選手はドイツのアーニャ・ミッターグで15回で続く」。決定機を演出する司令塔としてライバル国のメディアから何度も称賛の声が上がってきた。
 二人目はDF 熊谷紗希だ。「熊谷は日本の守備の中心として盤石な存在となっている。アメリカのFWアレックス・モーガンを封じ込めるための試みをけん引するだろう」。アメリカが誇るエースのモーガンとのマッチアップは決勝戦の見どころの一つだ。
 そして、最後は今大会で一躍名をはせた有吉佐織の名前を挙げた。「有吉は最終ラインからの飛び出しで危険な存在だ。守備面ではラピノーが対応を迫られるだろう」。準決勝イングランド戦では貴重なPKを獲得するなど、攻撃的サイドバックは大活躍中だ。
 一方で、アメリカの注目選手はDFアリ・クリーガー、カリル・ロイド、モーガンが選出されている。
「宮間を抑える責任の大半は、クリーガーに委ねられる。ロイドはこの大会でビッグチャンスに強 い選手という定評を高めた。試合ごとに攻撃面は成長している。モーガンはここ2試合でフィニッシュ能力を欠いているが、周囲とのタイミングと連動性は、ドイツ戦で高まっている。彼女は決勝戦で全てを出し尽くす必要がある」
 クリーガーが対峙(たいじ)する左サイドの宮間を抑え、ロイド、モーガンを中心にゴールを伺う展開を予想している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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