激闘のロシアW杯で評価を高めた選手は? 日本代表全23選手「インパクト査定」
スーパープレーも見せたGK川島だが、総合的に考えると…
日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーと激突し、2点を先行するも追いつかれ、後半アディショナルタイムに痛恨の逆転ゴールを許して2-3で敗れた。日本サッカー史上初のベスト8進出を逃したものの、強豪国との激闘は世界から称賛を集めている。日本代表W杯メンバー23人の中で評価を高めた選手は誰なのか。各ポジションで、今大会で残したインパクト度を「◎」(特大)、「〇」(大)、「△」(中)、「×」(小)の4段階で評価していく。
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■ロシアW杯・日本の成績
【グループリーグ】
6月19日 第1戦 コロンビア戦(2-1) 得点者:香川(PK)、大迫
6月24日 第2戦 セネガル戦(2-2) 得点者:乾、本田
6月28日 第3戦 ポーランド戦(0-1) 得点者:-
【決勝トーナメント】
7月2日 16強 ベルギー戦(2-3) 得点者:原口、乾
■GK
× 川島永嗣(メス/W杯成績:4試合)
× 東口順昭(G大阪/W杯成績:0試合)
× 中村航輔(柏/W杯成績:0試合)
GK陣で4試合に出場したのは川島のみ。東口と中村は最後まで出場機会が訪れなかった。その川島はコロンビア戦で壁下を通された低弾道FKへの反応が遅れて失点を許すと、続くセネガル戦でもパンチングミスから失点と不安定なパフォーマンスが続いた。批判も高まったなか、西野朗監督は継続起用を決断している。ベルギー戦の川島は不運な形ながら、頭上を越されるヘディングシュートを決められた。その一方、後半41分には相手の連続ヘディングを好セーブで阻止する働きを見せている。
総合的に考えれば、要所でスーパープレーも見せたが、全試合で相手にゴールを許しており、ミス絡みなど失点に関与した点は大きなマイナス材料だ。チーム最年長として最後尾にどっしりと構え、チームを落ち着かせるべきだったが、最後までプレーの不安感を拭いきれなかった。