日本は「勇敢かつ美しいサッカーでファンを魅了」 英紙記者がW杯の戦いを総括
「後半は今大会で最もエキサイティング」
そして、クライマックスは後半に待っていた。
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「後半は今大会で最もエキサイティングな45分と言ってもおかしくなかった。まさに、最高峰のエンターテインメントだ。日本のカウンターは凄まじく、原口のゴールはフェルトンゲンが明らかに動揺していた証拠だった。
特に感心したのは、1-0とリードしてからの試合運びだ。日本は1点に甘んじず、さらに攻撃することで上手く時間を使い、同時にベルギーにさらなるプレッシャーをかけた。引いて守り切るような素振りは全く見せなかった。それを物語っていたのが、乾の素晴らしいゴールを演出したビルドアップだったと思う」
両チーム合わせて5点を積み上げたローラーコースターのような45分間は、今大会最高のエンターテイメントと絶賛した。日本は後半7分までにMF原口元気とMF乾貴士の見事なゴールで、2点をリードした。だが、そこから両監督の采配に決定的な差が出てしまう。
「試合の潮目が変わったのは、マルティネスの選手交代だった。フェルトンゲンのゴールという運を呼び込み、そしてフェライニはいつも通りの仕事をした。プレミアで見せている、いつも通りのプレーだ。点を取るだけではなく、デ・ブライネがプレーしやすいようにスペースも作っていた」
マルティネス監督は後半20分に、機能不全だったヤニック・カラスコ(大連一方)とドリース・メルテンス(ナポリ)に見切りをつけ、ナセル・シャドリ(WBA)とマルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)を投入した。特に驚異的なフィジカルと決定力を誇るフェライニは、ユナイテッドでも見せているような仕事を果たした。
ベルギーは怒涛の3ゴールで逆転に成功。途中出場のフェライニとシャドリがともにゴールを奪ったところに、マルティネス監督の采配の的確さが表れている。