飼い殺し危機のミラン本田 プレミアへ7億円で放出の可能性と伊紙報じる

大量補強で前線の人員が過多に

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が地元メディアによる新シーズンの予想で、“余剰戦力イレブン”でトリプルボランチの中央に配置された。「最高のビジネスになる可能性がある」とプレミアリーグに約7億円の移籍金で放出される可能性も浮上している。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が「選手が多すぎる。もう1チームのミランを売却へ。特に攻撃陣はベンチか放出か メネズから本田まで」と特集している。
 ミランは破産宣告を受けたパルマから移籍金ゼロでのMFホセ・マウリ獲得を、6日に正式発表する予定となっている。特集では「明日ホセ・マウリの契約を発表し、イブラヒモビッチとセンターバックが来れば、ミハイロビッチのチョイスは完全なものになる。(昨季の)ミラン全体が、ベンチか放出になる」と分析している。
 シニシャ・ミハイロビッチ新監督はパリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得のニュースを待っているという。コロンビア代表FWカルロス・バッカ、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノ、そして、マウリを獲得した今、大規模なリストラが必要になるという。
「今は10人くらい攻撃の選手を放出しなければならない。マトリとニアングは残る。本田とチェルチはFWの過多で息苦しくなるだろう。エルシャラウィも同じこと。左ボランチでスタメンの間にポジションを見つけなくてはならない。ボナヴェントゥーラとベルトラッチと競った上で」
 本田、チェルチ、そして、ファラオーネ(エジプトの王)の愛称を誇るイタリア代表エルシャラウィですら、定位置は存在しないという。そして、昨年のチーム得点王メネズもピンチだ。前線で出場機会が保証されているのは、トップ下のMFジャコモ・ボナベントゥーラのみだ。

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