日本とベルギーの死闘、明暗分けた「勝負どころの采配」 元リバプールMFが指摘

両チームの交代策で明暗くっきり
ベルギーのロベルト・マルティネス監督は2点のビハインドを負った後、後半20分に長身MFマルアン・フェライニ、俊足のレフティーMFナセル・シャドリを同時投入。すると、1点を返した後の同29分にフェライニが頭一つ抜けたヘディング弾でスコアを2-2のタイに戻すと、後半アディショナルタイム4分にシャドリが高速カウンターの仕上げ役として左足でシュートを流し込み決勝ゴール。マルティネス采配が見事に的中した結果となった。
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一方、西野朗監督は、2-2の同点とされた後、後半36分に攻撃の起点となっていたMF柴崎岳を下げ、守備面で力を発揮するMF山口蛍を投入。すると、チームの攻めは一気に滞り、機動性を失ってしまうことに。最終的には同時間に途中投入されていたMF本田圭佑のCKから、相手の決勝ゴールを生む高速カウンターを誘発してしまう格好となった。
FIFAランク3位の強豪を窮地に追い込む健闘を見せたことは確かだが、勝負どころでの指揮官の采配はくっきりと明暗が分かれてしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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