ベルギー代表監督の“的確采配”を海外紙称賛 「スペインにプランBの実行方法を示した」

長身MFフェライニ投入からヘディングで2点を奪取
ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギー代表は日本相手に2点差をひっくり返す大逆転勝利(3-2)を収め、2大会連続でベスト8に駒を進めた。スペイン紙「マルカ」はベルギーが見せた戦術の柔軟さを称賛し、母国の敗退と比較して「スペインにプランBの実行方法を示した」と報じた。
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FIFAランキング3位のベルギーは後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士が名手GKティボー・クルトワでも防ぎきれないファインゴールを決められ、崖っぷちに追い込まれた。
主将のFWエデン・アザールのドリブルは日本に驚異を与え続けたが、エースのFWロメル・ルカクはDF吉田麻也の厳しいマークの前に沈黙。すると後半20分にベルギーのロベルト・マルティネス監督は小柄な点取り屋のFWドリース・メルテンスとウインガーのMFヤニック・カラスコを下げ、長身MFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを投入する二枚替えで勝負に出た。
この采配は見事に的中した。DFヤン・フェルトンゲンのヘディングシュートで1点差に迫ると、同29分にアザールが鋭いターンを決めて左サイドを崩し、中央へクロスを送るとフェライニが強烈なヘディングを叩き込んで試合を振り出しに戻した。
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