涙のハメス、コロンビア16強敗退に呆然 負傷に泣き3戦無得点、ベンチ外で終戦
イングランドにPK戦で敗戦、2014年W杯得点王が不発のまま終戦
ピッチに立つこともベンチ入りすることさえもできないまま、最後はチームの敗北をただただ見つめるだけだった。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは現地時間3日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のイングランド戦を、負傷によりメンバー外となり、チームもPK戦の末に敗れて16強で敗退した。試合後、自身のツイッターで傷心ぶりを明らかにした。
コロンビアは0-1で迎えた後半アディショナルタイム3分に、DFジェリー・ミナが今大会3点目となる起死回生のヘディングシュートを決めて追いつき、土壇場で試合を振り出しに戻した。延長戦では決着がつかず、勝負はPK戦にもつれ込んだ。
負傷の影響でメンバー外となり、スタンドから観戦していたハメスも途中からベンチに入って声援を送った。しかし、PK戦では2人が失敗し、3-4で競り負けた。
前回の2014年ブラジルW杯では6得点を挙げて得点王に輝くなど一躍ブレークを遂げたハメスだが、今大会はコンディションが万全ではなく、3試合無得点という成績で終えた。
試合後には自身の公式ツイッターに、目に涙をためてベンチに呆然と座る写真に、割れたハートの絵文字を添えて投稿。16強敗退で、胸が張り裂けるような思いにかられているようだ。
所属クラブのバイエルン・ミュンヘン公式ツイッターがツイートを引用する形で「頭を上げて、ハメス! 僕らがついている」と激励のメッセージを送った。ファンからも続々と激励のツイートが寄せられている。
大きな期待を背負ったハメスだったが、このロシアW杯は試練の大会となった。
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