勝てば官軍、負ければ賊軍… 西野監督の“二枚替え”を伊紙が酷評「正直、理解不能」
後半36分に柴崎と原口を交代させた采配に疑問符
日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3で敗れ、ベスト16で姿を消した。2点を先行するも、後半アディショナルタイムに痛恨の逆転ゴールを被弾した展開について、海外メディアは西野朗監督の選手交代を敗因と指摘。采配をピタリと的中させたベルギーのロベルト・マルティネス監督との明暗について触れている。
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戦前の下馬評は低かった日本は、後半に怒涛の攻撃を仕掛けた。MF原口元気と乾貴士がゴールを奪い、“レッドデビルズ(赤い悪魔)”に2点のビハインドを突き付けた。しかし、そこからFIFAランキング3位のベルギーが逆襲。後半29分に同点に追いつくと、アディショナルタイムには高速カウンターを発動させ、大逆転勝利を挙げた。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、西野監督に「5.5点」という平均点以下の評価を与えた。寸評は実に辛辣だ。「シバサキとハラグチ、二人の最優秀選手たちをなぜ交代させたのか、正直、理解不能だ。彼らとともに光と通過(ベスト8進出)が消えてしまった」
先制点を決め、右サイドで攻守に奮闘した原口、そしてスルーパスでそのゴールを演出したMF柴崎岳を2-2で迎えた後半36分に下げた西野監督。代わりにMF本田圭佑とMF山口蛍を投入したが、その判断がベスト8進出の道を閉ざしたと、戦術至上主義イタリアのメディアは指摘している。
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