スウェーデンが24年ぶりの準々決勝進出 10番フォルスベリが値千金の決勝ゴール
前半はスコアレスで折り返すも、後半一気にスピードアップ
ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のスウェーデン対スイスが現地時間3日に行われ、後半21分に10番を背負うMFエミル・フォルスベリの決勝ゴールが生まれたスウェーデンが準々決勝へ進出した。
サッカー王国ブラジルの入るE組を2位通過してきたスイスと、前回王者ドイツの入ったF組を首位通過したスウェーデンは、ともに堅い守備をベースとしたチームだけに、我慢比べの様相を呈した。
スイスはMFジェルダン・シャキリが右サイドでボールを引き出して攻撃の組み立てをする場面が目立ったが、そこから決定機を生み出すまでには至らなかった。一方のスウェーデンは前半28分に左サイドからのクロスをFWマルクス・ベリが左足で引っ掛けるようなボレーシュートを枠に飛ばしたが、スイスGKヤン・ゾマーのファインセーブに遭った。
互いに相手ペナルティーエリア内を攻略する場面が少ない膠着状態が続き、0-0のまま前半が終了。ベスト8を懸けた争いは後半勝負に持ち込まれた。
後半に入ると両者が急激に試合のテンポを上げた。スウェーデンは守備ブロックを上げたショートカウンターを狙う一方で、スイスもそのプレスを打開した時には広いスペースを使える状況を手にして、互いに攻撃へのスピード感が出た。
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