C・ロナウド&メッシ時代の終焉か!? スペイン紙が「バロンドール」候補3選手を特集

スペイン紙が挙げたバロンドールの新たな受賞候補3選手(左から)ムバッペ、ネイマール、グリーズマン【写真:Getty Images】
スペイン紙が挙げたバロンドールの新たな受賞候補3選手(左から)ムバッペ、ネイマール、グリーズマン【写真:Getty Images】

王様ペレ以来の衝撃

「フランスフットボール」誌が選ぶ、欧州年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」は過去10年間、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが分け合ってきた。だが、両選手ともにロシア・ワールドカップ(W杯)では16強で敗退となり、今季はついにその勢力図が変化するかもしれない。スペイン紙「AS」は、新たな受賞候補3選手を特集した。

 ロシアW杯の活躍によって真っ先に名前が挙がったのが、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペだ。16強のアルゼンチン戦(4−3)では驚異的なスピードと決定力を発揮し、2ゴールとPK奪取で勝利に貢献した。10代の選手がW杯の決勝トーナメントで2得点以上を決めたのは、あの“王様”と呼ばれた元ブラジル代表FWのペレ氏以来という記録で歴史に名を残した。

 所属のPSGでも2017−18シーズンは21得点16アシストを挙げており、「この18歳(実際は19歳)はバロンドールのジャッジリストにおけるトップ候補の一人となるだろう」と指摘されている。W杯でのインパクトがジャーナリストの投票結果に影響を及ぼすと考えれば、今後の活躍次第で一気に最有力候補に駆け上がってもおかしくはないだろう。

 2016年のバロンドール投票ではロナウドと、メッシに次ぐ3位だったアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンも有力候補の一人だ。ロシアW杯ではここまでPKで2得点を挙げている。年間を通じて、29得点15アシストを記録。ムバッペと同様にフランスが順調に勝ち進めば、このレフティーにも栄冠のチャンスは十分にありそうだ。

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