9.94秒の戦慄 西野Jを沈めたベルギーの“電撃カウンター”に賛辞「ジェット機の速度」
2-2で迎えた後半AT、GKクルトワを起点に劇的な決勝ゴールが生まれる
日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦。後半に2点を先行するも怒涛の猛攻に遭って3失点し、無念の逆転負けを喫した。なかでも、後半アディショナルタイムに飛び出したベルギーの”電撃カウンター”に脚光が当てられている。
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試合は後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士がゴールを奪い、日本が2点のリードを奪った。しかし、ベルギーもそこから一気にギアチェンジ。後半24分、29分と立て続けにネットを揺らして瞬く間に同点に追いつくと、後半アディショナルタイム4分に、ベルギー最大の武器であるカウンターアタックが炸裂する。
日本のMF本田圭佑が蹴ったCKをキャッチしたGKティボー・クルトワは、自陣に構えていたMFケビン・デ・ブルイネにスローパスすると、司令塔はトップスピードでドリブルを開始。右サイドに展開すると、最終的には途中出場のMFナセル・シャドリが押し込み、劇的な決勝ゴールを決めた。
FIFA公式ツイッターはこの高速カウンターを動画付きで紹介し、「アディショナルタイムの勝者」と投稿。コメント欄は「ジェット機の速度だ」「ゾクゾクする戦慄のカウンター」「まさに秒速」と賛辞で溢れかえった。
英紙「デイリー・メール」も決勝点にスポットライトを当て、「ゴールマウスからゴールマウスまで、9.94秒のカウンターアタックを披露」と特集。10秒に満たないスピードで100メートル前後あるピッチを横断してゴールを奪ったことを伝えている。
日本に苦戦を強いられたベルギーだが、最後は地力を見せつけるあたりは世界トップクラスの強豪たる所以だろう。