ポーランド代表ナバウカ監督、W杯GL最下位で退任決定 日本戦がラストマッチに
ポーランド協会のボニエク会長は明言「我々は新たな方法で代表チームを立て直す」
ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本と対戦したポーランド代表のアダム・ナバウカ監督が退任することが決まった。FIFAランキングではグループ内トップだったが、まさかの最下位で敗退となり、指揮官は「期待に応えられなかった」と身を引くことを決断。1-0で勝利した6月28日のグループリーグ日本戦がラストマッチとなった。英公共放送「BBC」などが報じている。
混戦が予想されたグループHの第1シードで、躍進も期待されたFIFAランキング8位のポーランドだが、初戦でセネガルに1-2で敗れると、第2戦ではコロンビアに0-3で完敗し、第3戦を待たずに1次リーグ敗退が決定。日本には1-0で勝利して意地を見せたが、勝ち点3でグループ最下位という屈辱の結果に終わった。
60歳のナバウカ監督は7月いっぱいで代表監督の座を下りることが決定。指揮官は「当然ながら、期待に応えられず責任を感じている。我々のプラン、野望、そしてファンの期待にそぐわない結果となった。失望している」と無念の思いを打ち明けた。
ポーランドサッカー協会のズビグニェフ・ボニエク会長も「我々は新たな方法で代表チームを立て直す」と新体制での再始動を宣言した。
エースで主将のFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)やFWアルカディウシュ・ミリク(ナポリ)、MFグジェゴシュ・クリホビアク(WBA)らタレントを擁するポーランド。2016年欧州選手権ではベスト8入りを果たし、W杯は3大会ぶりの出場となったが結果は不本意なものだった。失意の敗戦を乗り越え、再び大舞台に立つことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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