「監督クレスポ」がセリエBモデナでデビュー 「準備は超万全だ」
かつて指導を受けた3人の名将をモデルに
監督としての哲学について「 高いインテンシティとアグレッシブに戦うこと。そして、 グラウンダーのボールを多用することだ。 前線に向かって適当に蹴っ飛ばすサッカーは好きじゃないからね。 我々は、常にピッチの支配者であるべきなんだ」と、 クレスポは語る。アルゼンチン伝統のボール際の激しい当たりと、 テクニカルにゲームを支配するサッカーの両立を目指している。
そして監督としてのモデルを問われると、 クレスポはかつて指導を受けた3人の名将の名前を挙げた。
「アンチェロッティ(ミラン時代)、モウリーニョ(チェルシー、 インテル)、そしてビエルサ(アルゼンチン代表)だ。 モウリーニョからは、 出番を待つ選手たちのモチベーションを保つ術を学んだ。 アンチェロッティの選手たちとの関係づくりには、 本当に感心させられたんだ。一方でビエルサは、 選手を技術的や戦術的に成長させる力ではファンタスティックな存 在なんだ」と語った。
かつての名プレーヤーが名将として名を馳せるのは、 サッカー界におけるロマンの一つだ。14-15シーズンはセリエ Bでプレーオフの末にやっとの思いで残留したモデナ。 新人監督クレスポの手腕で、 イタリアに旋風を巻き起こすことができるだろうか。
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