イングランドが“狂乱のW杯”の主役へ 母国紙主張「黄金の抜け道が切り開かれている」
グループリーグはベルギーの後塵を拝すも、52年ぶりの決勝進出にチャンス
イングランド代表は現地時間3日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でコロンビア代表と対戦する。グループGではベルギーの後塵を拝して2位通過となったものの、ここにきて優勝とは縁遠かった”スリー・ライオンズ”に追い風が吹き始めている。
現地時間2日、優勝候補のスペインがPK戦の末に開催国ロシアにアップセットを食らい、まさかのベスト16敗退。これにより、二つに区切った“山”ではイングランドが唯一の優勝経験国となり、52年ぶりの決勝進出に光明が見えたと各国メディアが報じている。
英紙「ザ・サン」は「我らの道にスペインはもういない」と伝え、「決勝に向けて最大の壁だったスペインの不在は、サウスゲイト監督の背中を押すことになるだろう」と、“無敵艦隊”の早期敗退による恩恵を強調していた。
英公共放送「BBC」が「クレイジーな大会でイングランドに決勝進出への道が残される?」と伝えれば、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「W杯ファイナルへの道が開拓されている」と見出しを打って特集を組んでいる。
また、母国メディアのみならず、衛星放送「ユーロスポーツ」も、「スペインの脱落により、イングランドは信じられないようなチャンスを目の前にしている。残りのカードを踏まえて、その時が訪れてもおかしくない」と、悲願の決勝進出に太鼓判を押していた。
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