ブラジル代表エースの動向に注目集まる

　UEFAチャンピオンズリーグ3連覇中のレアル・マドリードが、ブラジル代表FWネイマールを獲得するという、スペイン国営放送局「TVE」の報道を「完全なるフェイクニュース」と公式に否定した。同局は、レアルがネイマールの所属するパリ・サンジェルマン（PSG）に対して移籍金3億1000万ユーロ（約400億円）を支払う獲得オファーを送ったと報じていた。

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　レアルはこれに素早く対応し、声明を発表した。関係者の誰もこの件について取材を受けておらず、同局の捏造であると断じた。

「TVEによって報じられたネイマールに関するニュースについて、レアル・マドリードはPSGにも選手にも、いかなるオファーも送信していない。完全なるフェイクニュースである。我々は、TVEのニュースが当事者の誰にも連絡することをせず、完全な虚偽の情報として放送されたことに驚いている」

　PSGは昨季、レアルの最大のライバルであるバルセロナからネイマールを移籍金2億2200万ユーロ（約283億円）で獲得。だが、その後、ネイマールのレアル行きの噂は絶えず、ついにクラブが公式声明を発表して火消しに走らなければいけないほど、報道は過熱している。

　そのネイマールは現在、ロシア・ワールドカップでブラジル代表の一員として準々決勝に勝ち残っている。大会後、どんな決断を下すのかに注目が集まる。