日本が喫した「48年ぶりの悲劇」 W杯決勝Tでの“2点差大逆転”は1970年大会以来
1970年W杯で西ドイツがイングランドを大逆転して以来 90分間決着だと52年ぶり
日本代表は現地時間2日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、ベルギー相手に2点を先行しながら2-3と逆転負けを喫した。W杯の決勝トーナメントにおいて2点差をひっくり返された試合は、実に48年ぶりのことだったという。
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日本は後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士がゴールを決めて2点をリードした。しかし、ベルギーが同20分に2選手を同時交代させた後の同24分と同29分に失点すると、最後はアディショナルタイム4分に自分たちのコーナーキックからカウンターを受けて、逆転ゴールを喫した。
「AP通信」によれば、W杯の決勝トーナメントで2点差がひっくり返されたのは、1970年大会で西ドイツ(当時)が延長戦の末にイングランドを破った試合(準々決勝/3-2)以来、48年ぶりのことだったという。また、90分間での決着では、1966年大会の準々決勝でポルトガルが北朝鮮を破って以来(5-3)、52年ぶりのことだったと伝えている。
西野朗監督は試合後「最後の30分は、その本気のベルギーに対抗できなかった。終わった直後はアドバンテージを持った状態でのプランもしていたが、あそこまで覆されるとは思ってもいなかった。W杯なのかなと思いました」と話した。そのベルギーが見せた底力は、W杯の歴史の中で48年ぶりや52年ぶりという大逆転劇だった。
日本代表は大会前の下馬評の低さを覆すような堂々たる戦いぶりを見せたが、一方でベルギーが見せたゴールラッシュもまた、W杯の歴史の1ページに残るものになった。
(FOOTBALL ZONE=AP)
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