2ゴールの活躍を受けて2クラブが異例のエール交換

　日本代表はロシア・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で、2点を先行しながら3連続失点を喫し、2-3と痛恨の逆転負けを喫した。

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　それでも今大会を通じて、輝きを放ったのがMF乾貴士だ。この試合でも強烈な無回転ミドルシュートを決め、今大会2点目をマークした。そんな乾を今季までの所属先であるエイバルと、来季からの新たな所属先となるベティスが、公式ツイッターアカウントを使用して異例のエールを送り合っている。

　乾のスキルマスターぶりが発揮されたのは、後半7分のことだった。ペナルティーエリア外やや右でボールを受けると、迷うことなく右足を一閃。ボールを巧みに捉えた無回転シュートは、ベルギーが誇る名守護神GKティボー・クルトワの手から逃げていくような弾道でゴール右隅に突き刺さった。

　このゴールは、セネガル戦でのファインゴールに続く2ゴール目。W杯1大会で複数ゴールを奪った日本人選手として、稲本潤一、本田圭佑に次ぐ3人目の記録となった。

　鮮烈な印象を残した小柄なアタッカーを誇ったのは、今季まで3シーズンにわたってレギュラーとして活躍したエイバルだ。