衝撃ミドル弾の乾は「日本にとって輝ける存在」と絶賛 敗戦も英メディアがMOM選出
英BBCがベルギー戦での躍動ぶりを称える
日本代表MF乾貴士は、現地時間2日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で豪快なゴラッソを決める活躍を見せた。日本は後半アディショナルタイムに痛恨の決勝点を奪われ2-3と逆転負けを喫したが、英公共放送「BBC」では敗戦にもかかわらず「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されている。
“赤い悪魔”を絶望の淵に追い詰めるスーパーシュートだった。後半7分、ペナルティーエリア付近でボールをキープしたMF香川真司からパスを受けた乾が右足を一閃。ベルギーの守護神ティボー・クルトワの必死のセーブも及ばず、強烈な無回転ミドル弾がゴール右隅に突き刺さった。
日本の左サイドから脅威となった乾だが、衝撃的な逆転負けを喫した後は人目をはばからずに号泣した。惜しくも金星を逃したが、「BBC」ではその活躍に最大級の評価を与え、この試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出。「傷心の終演となってしまったが、タカシ・イヌイは日本にとって輝ける存在だった。ゴールと左サイドでの躍動で」と寸評では絶賛されている。
「勝てそうで勝てない試合がこれだけ続くと、メンバーにも申し訳ないし、ここまで来てくれたサポーターにも申し訳ない気持ちでいっぱいです」と試合後に悔しさを露わにした乾。W杯開幕前にベティス移籍が発表されたばかりだが、今大会での活躍により評価をさらに高めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1