C・ロナウドの猛抗議を元国際主審が痛烈批判 「ルールブックを投げつけてやるべき」
ポール氏は過激な抗議に対し、FIFAに重い処分を科す体制の整備を主張
元国際主審のグラハム・ポール氏が、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のウルグアイ対ポルトガルの試合中に、主審に猛抗議をしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに苦言を呈した。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
1-2とビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、ポルトガルは途中出場のFWリカルド・クアレスマが倒されたが、主審はファウルを取らなかった。これに怒ったロナウドは猛抗議。主審の顔の目の前まで詰め寄り叫ぶと、イエローカードが出された。
この様子を見ていた一部のファンには、「クソ野郎」などと汚い言葉を浴びせていたと証言する人もいるとされる。ビデオでこのシーンを確認したポール氏は、FIFA(国際サッカー連盟)は「ルールブックを投げつけてやるべき」と、ロナウドを痛烈に批判。英紙「デイリー・メール」に対し、「FIFAは世界のスーパースターの過激な抗議に対して、重大な制裁を科すことことにより、自らの権威を示す大きな機会を逃した」とコメントした。
「このように、審判に対して敬意の欠いた、度を越えた抗議が多くなっている。FIFAは審判が抗議に対してより強い姿勢で対応し、もしこのようなスーパースターの選手に怒鳴りつけられても、重い処分を科せられるように指導しなければならない」
ポール氏は度を越えた抗議に対しては処分を下すべきとの持論を展開していた。
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