日本、後半ATの悲劇… 原口&乾のゴールで2点先行もベルギーに3失点喫しW杯8強逃す
CKからラストワンプレーで痛恨の失点
そして日本は、後半立ち上がりにゲームを動かす。自陣で乾がボールを奪ったところからMF柴崎岳につなぐと、右サイドをMF原口元気が全力疾走。そこに柴崎からのスルーパスが通ると、原口は追いすがる相手DFを背後に感じながら右足でシュートフェイク。そこから縦に一つ持ち出して右足を振り抜くと、ファーサイドに突き刺さる先制ゴール。原口にとって嬉しいW杯での初得点になった。
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しかし先制から1分後、ベルギーに左サイドを崩されて、ゴール正面からMFエデン・アザールがフリーで狙ったシュートがゴールポストを直撃。日本は肝を冷やした。
それでも先制の勢いが止まらない日本は同7分、ゴール正面でセカンドボールを拾った香川がタメを作ると乾にパス。フリーの乾は狙いすました右足ミドルをゴール右隅に突き刺し、一気にリードを2点に広げた。乾はセネガル戦に続く今大会2得点目となった。
反撃に出るベルギーは同24分、コーナーキックのセカンドボールがペナルティーエリア内の左サイド、角度のないところに高く浮くと、DFヤン・フェルトンゲンがゴール方向にヘディングで浮かせた。これが、ここしかないというループシュートになり日本のゴールへ。2-1と1点差に詰め寄られた。
すると同29分、ベルギーが再びコーナーキックのセカンドボールをつなぐと左サイドのアザールへ。縦に切り返して左足で上げたクロスに途中出場のMFマルアン・フェライニが頭から飛び込んでゴール。日本は悪夢の5分間で2-2に追いつかれてしまった。
西野朗監督は同36分に原口に代えてMF本田圭佑、柴崎に代えてMF山口蛍をピッチへ。本田はアディショナルタイム3分に約30メートルの直接FKを狙ったがセーブされた。そして、そのプレーで得た本田のコーナーキックがGKティボー・クルトワにキャッチされると、そこから一気のカウンター。ピッチ中央を一気に突破された日本は、途中出場のMFナセル・シャドリにゴールを奪われた。まさに悪夢のラストプレーとなった日本は2-3でベルギーに敗れ、W杯16強の壁は破れなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)