デ・ヘアがマドリードに上陸 本人は休暇と主張も移籍進展か

ユナイテッドはGK史上最高額を要求

 レアル・マドリードへの移籍が目前であると再三報じられているマンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアが、現在故郷であるスペインの首都マドリードに滞在していると、英地元紙「デイリー・メール」や、スペイン地元紙「AS」がそろって報じている。
 デ・ヘア本人は、あくまで休暇による帰郷であると語っているが、この間に交渉が行われる可能性は十分にありそうだ。いよいよ“運命の時”が近づいているのかもしれない。
 ユナイテッドはデ・ヘアの移籍について、あらためてGKとして史上最高額の移籍金でなければ、放出はしないと主張していると英地元紙「テレグラフ」が報じている。
 
 これまでのGK史上最高額での移籍は、2001年にパルマからユベントスへと渡ったイタリア代表ジャンルイジ・ブッフォン。この時ユベントスがパルマに支払った移籍金は3260万ポンド(約62億円)とされているが、ユナイテッドはこれを上回る3500万ポンド(約67億円)未満のオファーは受け入れられないという姿勢を貫いている。移籍が濃厚となったいま、可能な限り高額での売却を望んでいるということなのだろう。
 
 ただし、デ・ヘアはすでにクラブから打診された週給20万ポンド(約3800万円)という新契約のオファーを断っている。さらにマンチェスターの自宅を売却済みという報道もある。やはり今回のマドリード訪問はレアル移籍へのシグナルなのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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