“無敵艦隊”スペインはなぜ早期敗退を喫したか? 対戦国メディアが指摘した問題は…

「W杯制覇のチャンスよりも些細なプライドを…」

 また、記事ではネット上のファンの意見を紹介。「協会がW杯制覇のチャンスよりも些細なプライドを選んだ末路だ」「解任で一体誰が利益を得たんだ? 選手でもない、スタッフでもない、国民でもない」「ロペテギは守備が盤石だった。今回のチームは、そうではなかった」と、不満の声で溢れ返っていた。

 あくまで結果論だが、ロペテギ前監督はソリッドな守備網を形成する戦術に長け、強固な守備から攻撃へと連動するチーム作りの完成度を高めていた。W杯欧州予選では10試合3失点だった一方、フェルナンド・イエロ監督で臨んだ今大会では4試合6失点を喫し、自陣のミスでボールを奪われる回数も多発。持ち前の堅守は影を潜めていた。勝負の世界に“たら・れば”は禁物だが、もしロペテギ前監督がタッチライン際に立ち続けていたのなら、スペインは今大会でまた別の結末を迎えていたのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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