“無敵艦隊”スペインはなぜ早期敗退を喫したか? 対戦国メディアが指摘した問題は…

ベスト16でロシアにPK戦の末敗退したスペイン【写真:AP】
ベスト16でロシアにPK戦の末敗退したスペイン【写真:AP】

ベスト16でロシアにPK戦の末敗退

 スペイン代表は現地時間1日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でロシア代表と対戦し、1-1で迎えたPK戦の末に3-4で競り負けた。対戦国のメディアは、スペインの早期敗退の原因に前監督の存在を指摘している。

 前半11分にオウンゴールで幸先良く先制点を奪ったスペインだが、同39分にDFジェラール・ピケのハンドでPKを与えてしまうと、これを決められ同点にされてしまう。後半にもチャンスを演出するも得点は奪えず、延長戦に突入。そこでも勝負を決められずに迎えたPK戦では、MFコケとFWイアゴ・アスパスが失敗し、スペインのロシアW杯での戦いは16強で幕を閉じた。

 優勝候補の一角に挙げられていたスペインは、なぜ早期敗退を強いられることになったのか。対戦国メディアは、その最大の原因にフレン・ロペテギ前監督の開幕前日の電撃解任を挙げている。

 ロシア放送局「RT」は、「スペインのチャンスはロペテギ解任により蒸発した。スペインサッカー連盟は標準以下で終わったW杯で責められることになる」との見出しを打って特集。来季のレアル・マドリード監督就任発表が原因で、指揮官の地位を剥奪されたロペテギ氏に焦点を当てている。

「ロペテギ排除から始まった今大会は、やはりスペインになんの恩恵ももたらさなかった。彼のチームは2年間無敗を貫いていた」と、文字どおり“無敵艦隊”を築き上げていたロペテギ政権を開幕直前で崩壊させたことが、チームに悪影響をもたらしたことを指摘している。

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