神戸加入のイニエスタ、スペイン代表引退を表明 「素晴らしい物語はここで終わる」
決勝トーナメント1回戦のロシア戦に途中出場も得点を奪えずPK戦の末に敗退
スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、現地時間7月1日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で開催国ロシアにPK戦の末に敗れると、代表チームからの引退を表明した。英サッカーサイト「90min」が報じている。
イニエスタはロシア戦のスタメンから外れたが、1-1で迎えた後半22分から出場。圧倒的に攻撃するチームのなかでゴールを目指したが決勝点は奪えず、PK戦の末に敗退となった。そして試合後、代表チームからの引退を表明している。
「これが僕にとって代表チームでの最後の試合だった。素晴らしい物語はここで終わる。それが望んでいた形ではなかったにしてもね。難しい瞬間だよ。今までにも経験があることだけれど。僕らは何事も乗り越えられると証明してきた。どんな事情のなかでも立ち上がってきた。もっと良いエンディングを望んでいたとしても、これもまたサッカーだと受け入れないといけない」
イニエスタは2010年南アフリカW杯決勝で優勝を手繰り寄せる決勝ゴールなど、代表シーンでも数々のタイトルを獲得する原動力になってきた。しかし、このロシアW杯を最後に代表チームから離れることを明言した。
大会が終わると、J1ヴィッセル神戸に加入してプレーすることが決まっている。Jリーグデビューがいつになるかはまだ不透明だが、スペイン代表を支え続けてきた英雄は代表チームでのポストを若手に譲り、神戸でのプレーに専念することになる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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