「負けると思われているけど…」 下馬評に反応のFW大迫、ベルギー撃破のカギを力説
初のW杯8強進出へベルギーと激突 大迫が意気込み「自分を信じて、みんなを信じて」
日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦ベルギー戦に臨む。先発が予想されるFW大迫勇也は「負けるだろうと思われているけど……」と口にしつつ、「自分を信じて、みんなを信じて」と下馬評を覆すべく意気込んでいる。
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FIFAランク61位の日本が同3位のベルギーと激突するなか、海外メディアを中心にベルギー有利と予想。そうした声は選手たちの耳にも入っている。19日のW杯グループリーグ初戦コロンビア戦(2-1)で決勝のヘディング弾を叩き込んだ大迫は、「大会が始まる前から、みんなベスト8を目標にしていた。メディア、日本の皆さんはグループリーグ敗退と見ていたけど、僕らはチームの中で信じて取り組んだ結果が、まずはグループリーグ突破」と胸を張る。
第2戦のセネガル戦(2-2)も先発した一方、6人を入れ替えた第3戦のポーランド戦(0-1)で大迫はベンチスタートとなった。FW岡崎慎司が足首を痛めて後半開始早々にプレー続行不可能となり、大迫が急きょピッチに送り込まれている。もともと後半から出場の可能性があったことを示唆した大迫は、「予想以上に出ましたけどね。でも連戦よりはいいですよ」とコンディションの良さをアピールした。
続くベルギー戦で活躍が期待されるストライカーは、16強進出も「良い意味で満足できていない」と公言。「もちろん次も負けるだろうと思われているところは多いけど、そのなかで自分たちを信じることで道は開けると思う。自分を信じて、みんなを信じてやるだけなんでね」と力を込めた。
「W杯独自の雰囲気もあるし。何が起こるか分からないのがW杯だし、僕らはチャレンジして、相手の隙をどんどん突いていくことができれば勝つことができると思う」
何が起こるか分からないのがW杯――。実際、スター選手を揃える強豪国も次々と敗退しているなか、日本はダークホースとして世界に衝撃を与えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)