チチャリートが鎖骨を骨折 去就も不透明に

最悪なタイミングでの負傷

 昨季レアル・マドリードで活躍したメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが1日(日本時間2日)のホンジュラス戦で右鎖骨を骨折したと、「ESPN」が報じている。
 
 チチャリートの愛称で知られるストライカーは前半40分、競り合いで相手DFベッケルスに悪質なファウルで押し倒された。苦悶(くもん)の表情を浮かべたチチャリートは、右肩を抑えながらピッチに倒れ込んだ。鎖骨の骨折が確認され、病院で精密検査を受けているという。
 メキシコ代表は7月9日のゴールドカップ開幕に向けて、チーム強化を進めていたが、チチャリートの欠場はこれで確定した。ストライカー自身にとって も大きな痛手だ。昨夏、マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督の評価を得ることができず、レアルに1年間の期限付き移籍を果たした。途中出場が多かったが、ベイル、ベンゼマが故障離脱した終盤は先発でゴールを量産。特別な決定力を示した。レアルは買い取りオプションの行使を見送る一方で、プレミアの複数のライバルクラブは獲得に前向きな姿勢を示していた。
 7月1日を持って保有権を持つマンチェスター・ユナイテッドにいったん復帰したチチャリートだが、最悪のタイミングの骨折で自らの去就もまた不透明な状況になりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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