セネガル人審判団がベルギー対日本を担当 「FIFAによる危険な決断」とナイジェリア紙警鐘

ベルギー対日本を担当することになったセネガル人審判団に対して、ナイジェリア紙が疑問を呈している【写真:Getty Images】
ベルギー対日本を担当することになったセネガル人審判団に対して、ナイジェリア紙が疑問を呈している【写真:Getty Images】

FIFAがディエディウ主審らセネガル人審判団の担当を発表

 日本代表にとって、現地時間2日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のベルギー戦は、史上初のベスト8進出を懸けた運命の一戦となるが、その大一番の審判団にセネガル人トリオが指名されたことに、ナイジェリア紙「Vanguard」が疑問を呈している。

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 FIFA(国際サッカー連盟)は30日、2日後に迫ったベルギー対日本の試合を裁く5名の審判団を発表。そのうち主審のマラン・ディエディウ氏、副審のジブリル・カマラ氏とエル・ハジ・サムバ氏の3名がセネガル出身のレフェリーとなった。

 日本とセネガルはグループHの3試合を1勝1分1敗の勝ち点4で終え、得失点差、総得点、直接対決の結果でも並んだ。最終的に警告と退場数から算出される「フェアプレーポイント」により、イエローカード2枚分という僅差で上回った日本が2位通過を果たした。そうした因縁のある国の審判団が、日本にとっての運命の一戦を担当することになった。

 FIFAの審判委員会で委員長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏は30日にメディアに対し、「レフェリーはそのクオリティーと独立性を持って、どこの国や連盟のチームの試合であっても公正にジャッジすることができる」と断言したが、同紙はこれを「FIFAによる危険な決断」と報道。セネガル人トリオの技量を非難することよりも、なぜFIFAはこの3人に不要なプレッシャーを与える必要があったのかと、「理解しがたい決断」と締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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