衝撃のライジング弾! フランス救った“縦切りボレー”に海外騒然「完璧なテクニック」

フランス代表DFパバールの“縦切りボレー”ライジング弾に海外騒然【写真:Getty Images】
フランス代表DFパバールの“縦切りボレー”ライジング弾に海外騒然【写真:Getty Images】

フランスはアルゼンチンに4-3で勝利 激闘のシーソーゲーム制す

 フランス代表は現地時間6月30日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でアルゼンチン代表と対戦し、4-3と勝利。W杯史に残る壮絶な打ち合いとなったが、DFバンジャマン・パバールの決めたゴールが話題を呼んでいる。

 1-2で迎えた後半12分、DFリュカ・エルナンデスが左サイドを突破しクロスを供給するも、ゴール前を通過し流れてしまう。しかし、ペナルティーエリア右付近まで駆け上がったパバールが浮き球のボールをダイレクトボレーで合わせると、矢のように放たれたシュートはゴール左隅に突き刺さった。パバールにとっては、これがA代表初ゴールとなった。

 リプレーで確認すると、左サイドから鋭く転がってくるクロスボールに対し、パバールはボールを押し出すように蹴るのではなく、縦に切るようにシュート。強烈な縦回転がかかったボールは、相手GKにとっては“アンストッパブル”なライジングシュートとなり、貴重な同点弾を生んだ。

 英メディア「The Sportsman」は、「パバールは今大会最優秀ゴールを決めたことになりそうだ」と見出しを打って特集し、「ポルトガル戦で決めたナチョも同様の形でゴールを決めたが、パバールの一撃は疑いの余地なく、より魅力的なゴールだった。おぞましいほどの一振りで金切り声を上げさせるよう完璧なテクニックだった」と惜しみない賛辞を送っていた。

 フランスはこの22歳DFの同点弾を機に勢いに乗ると、終盤に19歳FWキリアン・ムバッペが2ゴールを奪い、難敵アルゼンチンを振り切ることに成功した。準々決勝でウルグアイと対戦することが決まっているが、若き“レ・ブルー”は勢いそのままに、強豪国との連戦に臨むことができそうだ。

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