「愛すべきスポーツマンシップ」 敗戦のC・ロナウド、相手FWへの“一流の振る舞い”を世界称賛
ウルグアイに1-2で敗れ16強敗退、C・ロナウドは無念のノーゴール
ポルトガル代表は現地時間30日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でウルグアイ代表と対戦し、1-2と敗戦。ベスト16敗退に追いやられたFWクリスティアーノ・ロナウドだが、試合中に見せた振る舞いが脚光を浴びている。
グループリーグで4得点を挙げ、得点王争いで2位タイにつけていたロナウドだが、この日はウルグアイの堅守を崩すことができず、ノーゴールで大会を去ることになった。一方、対戦相手のFWエディンソン・カバーニは前半7分、後半17分と2ゴールを決めるなど、両ストライカーの明暗が分かれた。
しかし、そのカバーニが同25分に足を痛めてピッチに倒れ込んでしまう。自分では歩けないほどの痛さに苦しむライバルを見て、ロナウドはある行動に出た。
カバーニの元へ歩み寄ると、そっと肩を貸し、ゆっくりとピッチ外まで送り届けた。結局カバーニはそのまま負傷交代を迫られることになったが、ロシアテレビ局「RT」は、「“一流の振る舞い”、ロナウドが貫いたスポーツマンシップ」と見出しを打って報じ、「ポルトガルが敗色濃厚のなか、2ゴールの英雄カバーニが負傷した際、ロナウドがそっと手を差し伸べた光景に、全世界が『おやおや?』と熱視線を送った」と、ポルトガル主将の行動が注目を集めたことを伝えている。
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