なでしこ有吉が殊勲のPK獲得 あうんの呼吸によって生まれた貴重な先制点

自身初の決勝の舞台へ

 前半40分にやや不運なPKを与えて同点に追いつかれると、後半は苦しい時間帯が続いた。同20分前後には立て続けに相手のシュートが日本ゴールを襲った。それでも、「最後の最後まで、後ろが点を取 られなければ、いつか前線の選手が点を取ってくれると思っていた」と猛攻に耐え、終了間際の劇的ゴールが生まれた。
 決勝は、前回の2011年ドイツ大会、2012年ロンドン五輪に続くアメリカ戦になる。有吉はロンドン五輪では本大会への出場を逃し、バックアップメンバーとしてチームを支えた。今度は、自らの足でピッチを踏みしめて世界一に挑む。
「一つ一つチームとしても成長できていると思うので、アメリカ戦では成長した、また新しいチームとして思いっきりプレーしたい」
 日体大時代に鍛え抜かれたスタミナは世界トップレベル。連覇を目指すなでしこの右サイドで、有吉が躍動する。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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