衝撃弾のベルギー代表FW、古巣マンUファンが手のひら返しの称賛 「なぜ放出したのか」
W杯イングランド戦でヤヌザイが華麗な一撃を叩き込む
日本代表が現地時間7月2日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で対戦するベルギー代表には、MF香川真司と縁深いドリブラーがいる。FWアドナン・ヤヌザイだ。マンチェスター・ユナイテッドとドルトムントで同僚だったが伸び悩み、現在はレアル・ソシエダでプレーしている。ヤヌザイは28日のイングランド戦(1-0)で圧巻のゴラッソを叩き込んだが、これまで批判してきたユナイテッドファンが手のひら返しで称賛している。
圧巻の一撃だった。後半6分、ペナルティーエリア内でボールを受けたヤヌザイは華麗にステップ。対峙した相手DFダニー・ローズを置き去りにすると、左足を一閃。矢のようなシュートが対角線上にゴールへと突き刺さった。
サッカーの母国を沈める華麗な決勝点に、ユナイテッドサポーターは一気に手のひら返しをしたという。
「衝撃的なゴールを決めた後、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターが話したこと」と特集したのは、英紙「デイリー・ミラー」だった。
「アドナン・ヤヌザイ? ロッカールームに彼の名前があったことを覚えているのか? 確かに、若きベルギー代表ミッドフィールダーに関して公平を期すならば、暗黒のデイビッド・モイーズ時代のマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている際、彼は常に輝ける兆しを示していた」
記事ではこう報じている。ヤヌザイは2013-14シーズンのモイーズ政権下で重宝されたが、その才能を伸ばすことができず、ドルトムントとサンダーランドへの期限付き移籍を経て、昨夏ソシエダに渡った。