メッシが“偽9番”で覚醒? 苦悩のアルゼンチン、W杯16強フランス戦で新布陣採用か
母国紙が報道 優勝候補との一戦で“最適解”を見出せるか
アルゼンチンはロシア・ワールドカップ(W杯)で敗退危機に瀕しながら、グループリーグ最終戦でナイジェリアに2-1と辛勝し、グループD2位で決勝トーナメント進出を果たした。主将でエースのFWリオネル・メッシ頼みの戦いぶりに批判も集まるが、16強のフランス戦ではメッシを“偽9番”として起用する可能性が浮上した。アルゼンチン紙「オレ」が報じている。
メッシは初戦のアイスランド戦(1-1)ではPKを失敗するなど、シュート11本を放ちながらノーゴール。完敗したクロアチア戦(0-3)ではシュート1本に終わり、2試合連続無得点と苦しんでいた。
ようやく輝きを放ったのは、勝たなければ敗退という第3戦のナイジェリア戦。MFエベル・バネガのロングパスを巧みなトラップで完璧にコントロールすると、利き足とは反対の右足で今大会初ゴールを奪った。2-1で勝利したアルゼンチンは2位に滑り込み、16強へ進出。グループC首位通過のフランスと激突することが決まった。
メッシは、アイスランド戦は盟友FWセルヒオ・アグエロとの2トップ、クロアチア戦とナイジェリア戦では3トップの右サイドで起用されてきた。しかし、この大一番でホルヘ・サンパオリ監督はチームの要である主将を3トップの中央で「ファルソ・ヌエベ(偽9番)」として起用する可能性があるという。
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