セネガル監督が貫いた去り際の美学 不運に泣くも潔く「正しい道を歩んでいる」

不運なルールに泣いたが大会に感謝

「2試合目を終えてナイジェリアとセネガルだけが(アフリカ勢で)決勝トーナメント進出の可能性があった。ドローシステムの結果、ヨーロッパや南米の素晴らしいチームと対戦しなければいけない。アフリカは全て負けてしまったが、アフリカのフットボールは正しい道を歩んでいると思う」

 FWサディオ・マネ(リバプール)、DFカリドウ・クリバリ(ナポリ)ら世界的名手を擁するセネガルは、アフリカの希望と呼ばれた。ダイナミックな攻撃サッカーは世界で高い評価を手にした一方で、コロンビア戦では前半に一度PKを認めながらVAR判定の末に取り消される不運もあった。

「日本(日韓W杯)で選手としてプレーし、ロシアでは監督としてプレーした。大会の組織もサポートも素晴らしかった。感謝したい」

 クールないでたちからロシアで「セクシーな象徴」と呼ばれ、女性に絶大な人気を誇ったシセ監督。恨み言は一切なし。去り際まで貫いたダンディズムに、世界から称賛の声が集まっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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