「イングランドはベルギーに敗れ、勝利を手にした」 G組首位に待ち受ける苦難の道程
ベルギーに0-1で惜敗も狙い通り!?
イングランドは現地時間28日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でベルギーと対戦し、0-1と敗れた。この結果、ベルギーがグループGの首位で、イングランドが2位で16強進出となったが、各国メディアは真の勝者はイングランドだと報じた。
すでにグループリーグ突破を決めている両国は、イングランドが8人、ベルギーが9人を入れ替えてこの一戦に臨んだ。試合は一進一退の攻防が続いたが、後半6分にエリア内でボールを受けたMFアドナン・ヤヌザイが巧みなステップで相手選手を抜き去り、左足を振った。弧を描いたシュートは、ゴール左上へと突き刺さった。この1点で逃げ切ったベルギーが、2連勝同士のグループ首位攻防戦を制して3連勝で首位通過。惜敗したイングランドは2位で16強進出となった。
しかし、このグループの真の勝者は、イングランドだという声が上がっている。米紙「USA TODAY」は、「実際は両チームともに負けを望んでいた」と伝え、「イングランドはうまく負けることにトライしていた」や、「彼らは狙い通りの敗北を手にした」というファンの声を紹介した。
その答えは、決勝トーナメントの山分けにあるという。米メディア「DEADSPIN」は、「イングランドはベルギーとの試合に敗れ、大きな勝利を手にした」と見出しを打ち、両国が首位突破を望まなかった理由について言及している。
グループHの首位がコロンビア、2位が日本となり、イングランドは決勝トーナメント1回戦でコロンビアと対戦する。その試合では「難敵コロンビアと相まみえることになる」と厳しい戦いを予想しながらも、話題となっているのは、その先の戦いだという。
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