「どうやってネイマールと競争するんだよ」 パストーレ、異才に白旗でローマ移籍決断
7年過ごしたPSGを離れ、セリエAの舞台に帰還
フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)からローマへの移籍が発表されたアルゼンチン人MFハビエル・パストーレは、移籍を決断した理由にチームメイトだったブラジル代表FWネイマールと「競争できなかった」ことを挙げた。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。
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現在29歳のパストーレは、パレルモに所属していた2009年に19歳でセリエAデビューし、翌年にはセリエA最優秀若手選手賞を獲得した。11年からPSGへと活躍の場を求め、チームの主力としてプレーしてきた。しかし、昨季はリーグ戦で25試合の出場にとどまり、今夏の移籍も噂されてきた。
そして、7年を過ごしたPSGを離れ、4年契約プラス延長オプション付きでローマへの移籍を決断。記者会見で質問に答えたパストーレは、ネイマールや、他の選手と似たような役割の中で競争することは容易ではなかったと述べている。
パストーレは「PSGには多くの選手がいた」と語る一方で、「プレーしなければならない選手も多かった。多くの選手がチームに加入していたからね」と、毎年加入してくる選手たちとの競争を勝ち抜く必要があったことを強調した。
「私は7年前に加入したが、その後自分のポジションにチームは多くの選手を獲得した。そのため定期的にプレーすることが難しかった。監督の交代も少々あったしね。私はネイマールと競争することができなかった。最後の監督(ウナイ・エメリ監督)は私に左サイドでプレーして欲しかったようだ。でも、どうやってネイマールと競争すればいいんだ。彼は異才だ。私は競争に関係なく、ローマに来ることが重要だと感じたよ」
ローマでの新たな挑戦に「何か他のものを経験する時が来た」と興奮気味に語ったパストーレは、再び戻ったセリエAでどんなプレーを見せるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)