メキシコで空前の“韓国フィーバー” 決勝T進出アシストに感謝「もう君たちはメキシコ人だ」
7大会連続のグループリーグ突破で急きょセールなどを実施
メキシコ代表は現地時間27日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスウェーデンに0-3で敗れた。同日、韓国が王者ドイツを破ったことで決勝トーナメントの切符を手にしたが、メキシコ本土では韓国に対する感謝の嵐が沸き起こっている。メキシコ紙「エル・ウニベルサル」など各紙が報じた。
7大会連続となるグループリーグ突破が決まった27日、首都メキシコシティの中心部にある広場ソカロでは、メキシコ国旗を手にした韓国人とともに大勢のメキシコ人が大騒ぎ。SNS上でも、ドイツ撃破という“サポート”をしてくれた韓国に感謝を示すメッセージを書き込むメキシコ人が多く見られた。
メキシコ代表のオフィシャルパートナーである航空会社アエロメヒコは、メキシコの決勝トーナメント進出を祝い、韓国行きの航空券のチケットを2割引で販売すると発表。「韓国、愛してる。みんなで韓国に飛ぼう!」と題し、急きょセールを開始した。
また、メキシコ紙「エル・ウニベルサル」によると、顔に韓国のペインティングをした客にビールを無料で振る舞う店や、韓国人の顔立ちをしている人には全商品2割引で売る店が登場。韓国人であることを証明できるIDを見せれば、1.6kgの巨大ハンバーガーが無料になる店や、同じアジア料理だという理由で、韓国の隣国である日本のいなり寿司を25%オフで販売する店まで現れたという。
メキシコ紙「エクセルシオール」は、「韓国のVARシステムのおかげで16強に進出した」と見出しを打って、メキシコのグループリーグ突破を報道。キム・サンイン駐メキシコ韓国大使が、「メキシコの皆さん、決勝トーナメント進出、本当におめでとう。韓国とメキシコは兄弟です。メキシコ万歳、韓国万歳」と、祝福のメッセージを送ったことを伝えている。