W杯4強の顔だ! FIFAがなでしこ守備の要、DF岩清水を大特集
4年前との違いは経験
そして岩清水は、準決勝に進出したなでしこについて、4年前の前回大会との違いを語っている。
「4年前は、何も分からないままの未知なる場所でした。今は、2度目のタイトル獲得を成し遂げるため、ここからが本当のスタートだという気持ちでいます」
その準決勝の対戦相手はイングランドだ。岩清水は、「私たちの両者を簡単に比べることはできないと思います」とした上で、「違いがあるとすれば、それぞれの選手が持つ経験値だと思います。私たちはほぼ同じチームでプレーしてきて、頂点に立った方法を知っています。それが準決勝までの道のりにもつながったと思っています」4年前に世界の頂点に立った経験こそが準決勝のピッチでプラスに作用すると考えている。
対戦相手のイングランドについては「攻撃的な選手が多く、ボールをドリブルで前へ運べます。ロングパスの精度も高いです」と印象を語った。そして、「守備を上手くコントロールしなければいけません。私の仕事は、相手選手にゴール前でやりたいプレーをさせないようにすることです」と意気込んだ。
過去の対戦は4戦未勝利で、前回のドイツW杯で唯一敗戦した相手と悪いデータが残る相手だが、岩清水の言葉のとおり大舞台での経験値はなでしこが上回る。イングランド攻撃陣をシャットアウトし、決勝の舞台で前回のドイツW杯、ロンドン五輪に続くアメリカとの決戦に臨むため、背番号「3」が最終ラインで身体を張る。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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