「韓国は美しく脱落、日本は醜く突破」 西野Jの時間稼ぎに元Jリーガーも辛辣「恥ずかしい」

日本代表の試合運びについて、各国で賛否が起こっている【写真:Getty Images】
日本代表の試合運びについて、各国で賛否が起こっている【写真:Getty Images】

ポーランド戦終盤の“ボール回し”を、韓国メディアやアン・ジョンファン氏も非難

 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦で、日本代表はポーランドと対戦し0-1で敗れた。だが、警告や退場の数に基づくフェアプレーポイントの差でセネガルを抑えてグループHで2位となり、決勝トーナメント進出を果たした。

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 他会場でコロンビアがセネガルを1-0でリードしている情報が入ったあとの日本の試合運びについて、各国で賛否が起こっているが、韓国からも疑問の声が上がっている。

 韓国紙「スポーツ韓国」は「日本サッカー、16強に進出しても拍手を送れない理由」と見出しを打ち、「日本はW杯16強入りしても非難を受けている。観客からブーイングを受けるほどの試合運びだったが、“フェアプレーポイント”によって決勝トーナメント進出を決めたからだ」と伝えた。さらに同紙は「2チーム(日本とポーランド)は後半30分以降、約束でもしたかのようにボールを回し始めた。非難が起こってもこれは自然なことだ」と報じている。

 韓国紙「国民日報」は「日本とポーランドが見せた時間稼ぎは、戦略と見ていいのか」と疑問を投げかけている。

 ほかにも「最悪の内容でブーイング受けた日本」(総合ニュースサイト「OSEN」)、「ブーイングの中でも時間稼ぎ。プライドを捨てた日本の16強」(総合スポーツサイト「スポータルコリア」)と、日本の戦い方に対するダメ出しが目立つ。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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