レスターがピアソン監督を電撃解任 移籍決定の岡崎の起用法に影響も

獲得熱望の指揮官が去り、いきなりの試練

 日本代表FW岡崎慎司にいきなり試練が訪れた。先日、完全移籍での加入が発表されたイングランド・プレミアリーグのレスター・シティが、現地時間の6月30日にナイジェル・ピアソン監督を解任したと発表した。現時点で後任監督は発表されていない。
 同監督は2011年よりレスターを指揮。その間には元日本代表MF阿部勇樹(浦和)も指導し、2013-14シーズンにはプレミア昇格に成功。昨季もシーズン途中に解任のうわさもあったが、チームを14位に導き、残留に成功した。3季連続のプレミアでの戦いに備えていた直後のことだった。また、ピアソン監督は岡崎の能力を高く評価し、移籍実現の大きな存在となっていた。
 英紙「デイリー・エクスプレス」によれば、後任監督リストの最上位には現ボルトン・ワンダラーズ監督のニール・レノン氏の名前があるという。過去に同クラブを率いたマーティン・オニール氏や、現バーンリー監督のショーン・ダイク氏、昨季途中までウェスト・ハムを率いたサム・アラダイス氏の名前も挙がっている。
 今後の指揮官決定によって、チームのコンセプトや、システムなども変わってくる可能性が高い。長年の悲願だったプレミア挑戦を決めた岡崎にとっては、移籍実現直後に後ろ盾を失った格好だ。意外な形で最初の試練を迎えることになった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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