香川がアディダスの新スパイクに手応え 7月1日に世界同時発売
日本屈指のプレーメーカーも歓迎
一方の「ACE」は、「プレーメーカー」に向けてつくられている。チームがどんな状態でも少ないタッチのパスからリズムを作り出し、ピッチ上の選手の呼吸を感じて相手が予測できないような決定的な パスを通す。そんな敵だけでなく、味方も支配するための新スパイクだ。
日本屈指の技術を持つMF中村俊輔(横浜F・マリノス)は、この「ACE」を初めて履いた感想として「(履いた感触は)いいっす。包みこまれたような感じ」と好印象を受けている。精度の高いFKやパスなど、繊細なボールタッチにこだわる中村にとって、自分のプレースタイルに合ったスパイクは欠かせないようだ。
「アッパーのところが思ったよりも柔らかい。トラップとか、弾力性が合って吸収しやすそう。逆に、反発性もあるということなので、プレースキックやパスの得意な僕のプレーをこのスパイクが広げていってくれるんじゃないかな」
同じく「ACE」を着用した柴崎岳(鹿島アントラーズ)は、スパイクのコン セプトでもある個の力に言及し「個性に突出した選手。前線にかぎらず、GKからディフェンス、中盤の選手まで、なにか一つに秀でている選手、自分はこれだと言い切れるようなプレーをしている選手が必要だと思う」と話している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images